消えつつある塩屋のウンガミ ウイミー(五穀豊穣)

やんばる手打ちそば倶楽部

2021年08月07日 09:50

やんばるの自然が世界遺産になりました
嬉しいことではあるが、もっと大切な、地域を故郷とする「心の遺産」
が消えつつあることの方が心残りです

今日は、塩屋のノロ(聞得大君由来、地域の神事に司る役目)と一緒に
田港地区、屋古地区のウイミー(五穀豊穣)の神事についていきました
ノロの言うには、20年ほど前は、ノロの皆さんも多く、地域の方々も一緒になって
それは、それは賑やかな行事だったとの事
県外に住むノロはコロナで参加できず、母親が神衣装を前にして代理参加です。

ウイミー(地域では諸説あり)は、米・麦など農作物の豊作、健康願等
神様に感謝して、お神酒を捧げる行事です
お神酒は、おかゆを発酵させ甘酸っぱい飲み物(今は健康食ですね)

田港地区では、生まれ水(産湯)の川に感謝の祈りを捧げ、村中の健康と
今日の祈りが無事、滞りなくい神様に伝わるよう手を合わせ願います

婦人がお神酒を準備して、待っており、接待をして下さいました
次は、屋古地区での祈りです

屋古地区は、過疎化し接待をして下さった婦人は、団地に住む本土出身の方でした
過疎化し、村行事も全くその流れを知らない方が受け継いでいくんだなと言う思いをしました
それも、感謝です

琉球王朝由来、琉球を守る神女は聞得大君であり、その下にノロが配置され
ノロは地域を守り神々にお神酒など捧げ、神事を司っていた

今では、諸々の行事も忘れ去られつつあり、書物のみに残りそうな感じでした
仕方ないのかなー 過疎化になれば・・・・・・。


























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